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    暑さに弱く、夏が苦手で、
    遂に北海道へ来てしまったこの私が、
    当時「夏だ 海だ 達郎だ」と云われていた『山下達郎さん』を
    何故好きになったんだろう.........
    何故これほど聞くようになったのだろう......... ?


    私の青春のミュージックと言えば、やはり『ビートルズ』。
    私が中一の時、台風の様にビートルズがやって来た。
    元祖ビートルズファン、
    ビートルズがどれほど私の人格に影響を与えたことか........ !!

    珠玉のアメリカンポップスの時代
    (小学生の頃は日本語の唄に焼き直されていたものを)
    〜 ビートルズ 〜 ビートルズ後の1970年代のロック、ポップスと、
    洋物を中心に聞いていた私が幸運にも達郎さんと出合えたのは

    ........何の事はない、 達郎さんが有名に成ってくれたからだ。

    1980年、
    マニアの間では今でも「名作」と言わるアルバムを多数出して、
    既に大物に成りつつあった達郎さんに、 この年、
    遂に決定的な大ヒットが飛び出す。.........

    ご存知「Ride On Time」である。(若い人には分からないかな)
    この曲の大ヒットに依って達郎さんの人気は不動のものになり、
    その名は広く世間に知られることとなる .........

    そしてこの「Ride On Time」のおかげで、
    遅ればせながら、この私も『山下達郎』さんを知るこことなった。

    1980年、私が一度北海道から引き上げて来て、
     (私は生まれも育ちも東京) 
    この年は京都で「引き染め」(着物の地色染め)をしていた。

    反物を張った細長い作業場で、ラジオから流れる
    「Ride On Time」を初めて聞いた時の驚きを、今でもはっきりと憶えている。.....
    「ああ、....... 日本人もこう云う音楽を作るようになったんだ.... !」
    それは日本語に乗ったアメリカ西海岸の風でした。....

    あの日から、
    一番ありふれたパターンで『山下達郎』のファンになった私が、
    付かず離れず、変わること無く20年、
    彼のニューアルバムが出ることを楽しみに待つ仲間の一人に加わった。


    ところで、人間長いことやっていると色々な事があるもの、
    「夏だ、海だ、達郎だ」の男が、いつの間にか、
    「冬だ、クリスマスだ、達郎だ」のの立役者に、
    そのイメージが180度転換してしまった。

    そもそものきっかけは1983年の6月に出したアルバム
    「Melodies」の最後に収録されていた「クリスマス・イブ」の一曲。

    この「クリスマス・イブ」は、
    アルバムの出た同じ年の12月にシングルカットされ、
    以後毎年クリスマスシーズンになるとランキング入りを繰り返し、
    6年かけてランキング第1位に輝いた記録的な名曲。..........
    (その後も現在に至るまで毎年ベスト100位に入り続けている)

    アルバム「Melodies」から作詞作曲をすべて自分で手がけ、
    より自己の内面を表現するようになったり、
    夜中にじっくりと聞くのが似合うような1人アカペラの
    「ON THE STREET CORNER」を出したりして、
    より「作家的一面」を前面に押し出してきた達郎さんだが、
    「」→「」へと、『山下達郎』そのもののイメージを
    完全に一変してしまったのは、やはり何と云っても
    「Christmas Eve」(クリスマス・イブ)の一曲がこの世に出たからだ。


    
毎年12月になると、クリスマスが近づくと、
    「クリスマス・イブ」のイントロが頭の中に鳴り響く .......
    もう5年間、「北海道じゃらん」に当宿の宣伝文を書き続けているが、
    「12月号」、「クリスマス特集」となると、
    この「クリスマス・イブ」の響きに身をまかせて、
    宣伝文句ならぬ「ストーリー」を書いてしまう。 ............

      黄昏に溶け込む稜線から舞い落ちる雪。定時
      に会社を飛び出した彼は、愛車を駆って彼女の
      家へと向かう。 密度を増す雪。 渋滞。 急く心。
      上手いセリフなど言える筈もない、クリスマス・
      イブ。   降りしきる雪の中、 やっと彼女の家に
      辿り着いた彼。 アイテムは一輪のバラ。... 今宵
      二人のロマンスは、パインハウスのクリスマス。


    と云う具合に昨年は書いてしまった。


    夏から冬になった男」 ━ 『山下達郎』 ━ 
    長い年月、ジャンルを超えて、独自の世界を切り開いて来た『山下達郎』。
    アナログからデジタルへの革命の最前線で、
    自分の「音」に拘泥り、格闘し続けて来た、職人『山下達郎』。

    『ビートルズ』は青春そのものだが、
    『達郎さん』とは、共に生きて来た感じがする。..............

    「何故達郎さんを好きになったんだろう ?」 ......
    好き嫌いに理由をつける必要もないが、
    これからも、《その次》のアルバムが出ることを楽しみに待つ、
    ファンであり続けることは間違いない。



    最後に、達郎夫人『竹内まりや』さんについて少し、.......

    実は、私達は『竹内まりや』さんにも大変お世話になっている。


      もう14年前の秋、縁遠き筈の二人が、
      見えない力に引き寄せられて出会う。
      もう14年前の冬のはじめ、既に数回のデートを重ね、
      お互いを生涯のパートナーと感じ始めた頃 ..........
      ドライブの時のBGMを探しに入ったレコード店で、
      何気なく購入した「竹内まりや」のテープ2本。
      それからと云うもの、ドライブの度にどれほど聞いたことか、....
      二人の時間を、どんなに暖かく演出してくれたことか、......
      もう14年前の冬、《恋人同士だった》二人を乗せた車は、
      「竹内まりや」のメロディーに乗せられて、
      街の灯が輝く雪の札幌を、あても無く、いつまでも走り続けた。
      (おんぼろ中古のSUBARU軽360ccのワゴン車で) .......


    あの時、「竹内まりや」が既に「達郎」夫人とはつゆ知らず、
    「不思議なピーチパイ」を歌った人、くらいの知識しかなかった。
    買ったテープは「RE-COLLECTION」のTとUで、「まりや」初期の「ベスト集」。
    特に「U」のB面、「五線紙」から始まる「ムーンライト・ホールド・ミー・タイト」、
    「輝くスターリー・ナイト」、「ホールド・オン」などは、
    私たち夫婦の「生涯忘れ得ぬ曲」となる。...  感謝、感謝、感謝、.......
                            
2001・1・吉日 オーナー 森山



このページを作るのに
参考にさせて頂いた、
「山下家 ML Home Page」
へのリンクを付けてお
きます。 ファン有志で
創っているページだそ
うですが、静かな中に
も、「達郎」「まりや」へ
の熱い想いが伝わって
来る、純なページです。
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