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《2002年追加》
2002年10月23日に待望の第4巻『炎のゴブレ
ット』が発売になってから一月以上が経ち、12
月に入って、やっと読むことが叶いました。


11月24日には、原作と同じように“スピーディ
ー”で“面白さの凝縮された”映画第2弾『秘密の
部屋』も見ることが出来き、以来、まだ会えぬ“超
大作”『炎のゴブレット』への期待は嫌でも膨らむ
ばかりでした。  
・・・・・・・・・・・・が、
第4巻の全てを読み終えた今、そのはち切れんばか
りの期待をはるかに上回る作品の出来栄えに打ちの
めされ、「この思いを少しでも書き留めて置かなけ
ればいけない!」との衝動に突き動かされ、もう十
分に長過ぎると承知の上でも止められず、無視され
ることを覚悟で、この一文を追加するる次第です。

第4巻【炎のゴブレット】は、全37章。 日本
語版は上下2冊で1100ページを超える超大作です。
児童書としては常識破りのこの長さは、訳者の松岡
女史の「あとがき」によると、原作者のローリング
が執筆中に“トリックの不具合に気付き、再び書き
直した為に、更に長くなった”のが、その原因の一
つとなっている様ですが、そこは『ローリング』、
今までも世界中の期待に応えて来た作家です・『炎
のゴブレット』はただ長いだけじゃ有りません!!
3巻までに登場して来たキャラクター達が総出演し
“それぞれに重要な役目を持たせて語られるので”
必然的に長くなってしまったのです。
・・・・・

そして、人間関係も、より複雑に、より繊細に書き
込まれています。 とくにハリーロンハーマ
イオニー
の心のすれ違いには、最後まで“やきもき
”させられます。 一つ年上で「レイブンクロー」
の“とびきり可愛い女の子に”心奪われるハリー
何時もハリーのそばにあって、励まし、助け、誠意
を尽くすハーマイオニー。 しかし、そのハーマイ
オニー
を「命」と愛する男が現れて、・・
.その男
に嫉妬を燃やすロン・・
・・・・・・・・・

物語はこの仲良し3人組を軸に、「クディッチ・
ワールドカップ」「三大魔法学校対校試合」へと
進み、「対校試合」の第3の課題が、今までの課
題に比べて「いやに詰まらないな」と、思った瞬
間、急展開して、同胞の死、闇の帝王・ヴォル
デモートの復活
、再びの『死闘』へ、
・・ 

下巻最後の143ページは息もつかせずに読ませ、
読者をさらって、数段スケールの大きな新局面へ
と、ポート《瞬間移動》させてくれる、たぐいま
れな言葉の魔法が仕掛けられています。
・・・・

この誰もが予想しなかった急展開で、闇の帝王
・ヴォルデモートは復活します。 そして、その
予想もしなかった復活の事実を知らされた《反闇
の勢力》側は、直ぐに対抗措置をとろうとする
ンブルドア
校長を中心とする「魔法学校派」と、
取り敢えず身の保身に走る「魔法大臣派」に、袂
を分かつこととなります。
・・・・・・・・・・

次の第5巻で、ヴォルデモートはどんな手を打って
くるのでしょうか? 心のすれ違うハリー達3人の
友情は、いったい..?
・・ ・・既にこの物語を体
験された皆さん! 第4巻の最後の「第37章」が
“始まり”というタイトルなのにお気付きだったで
しょうか?  これは「ここまでの4巻が前編で、
次の5巻から後編ですよ!これからハリー・ポッタ
ーの後編が始まりますよ!」と、暗示しているのに
違い無いと私は思います。 第4巻の最後でスケー
ルアップしたストーリーを受け継いで、第5巻から
始まる後編には、きっと、また私達を「想像を遥か
に超えた空想世界」へと巻き込む魔法が、たっぷり
と仕掛けられているのに相違ありません。 しかも
人間の本質をぼかすこと無く、です。・・
・・

訳者の松岡女史の『あとがき』の最後にこう有りま
す。「それにしても、ああ、第5巻が待ち遠しい」
━ これは、『ハリー・ポッター』をここまで読み
続けて来た全愛読者の気持ちを、見事に代弁してい
ると思います。   作者『ローリング』の執筆の
遅れから、
まだ原書も発売されておらず、まだ誰も
手にしたことの無い第5巻『ハリー・ポッタと不
死鳥の勲章
(仮題)
・・・・・・・・・・
ああ、 青年へと成長したハリー・ポッターの活
を、一日でも早く読みたいものです。
・ ・・
・・・・・・・・・2002・12・24 オーナー 森山
.
☆ ☆ ☆ ☆ ☆

《2001年記》
2001年12月2日の日曜日、また例のように娘に
手を引かれて、公開2日目の『ハリー・ポッター』
の映画を「マイカル小樽」へ見に行きました。 例
のように子供に甘い私たち夫婦は「席が取れなかっ
たら大変 !」とばかりに、前日のかなり忙しい土曜
日にもかかわらず妻君をタクシーで映画館に走らせ
て、既に切符を手に入れていました。 その甲斐あ
って、劇場は満席でも私たち親子は、中列中央の1
番良いところで作品を鑑賞することが出来ました。

作品は2時間30分の大作でしたが、時間を感じさせ
ない出来ばえで、期待を裏切らないものでした。
特に本だけではイメージがえがき切れない子供達に
は、大変良い参考に成ったと思います。 私も、美
しいイギリスの風景や城、『クィディッチ』の空中
戦には、大いに感激させられました。 主人公のハ
リー・ポッターやロン、ハーマイオニーなどの登場
人物も目で見ることが出来ると、原作の本がより身
近になるような気がして、原作の本にとってもこの
映画は、非常に良い相乗効果に成ると思いました。
私がこの映画を見に行った時は、原作の第1巻『賢
者の石』の3分の1程度しか読んでいませんでした
(娘は既に出ている3巻全てを読破していましたが)
私にとって、それが良かったのか、悪かったのか..
次の第2巻の『秘密の部屋』は、「是非原作を先に
読んでから映画を見に行きたい」と思い、今第2巻
半分まで読み進んだところです。が、.... こん
な[ハリー・ポッター初心者]の私に大それたこと
は書けませんが、やはり「こんなにも面白いハリー
・ポッターの秘密って何だろう ?! 」と、思わずに
はいられません。
............................

まず『ハリー・ポッター』が他のファンタジーと
違うところは「... 昔々あるところで ...」ではな
く、時代が現代の現在と云うところです。場所は勿
論特定していないところが多いですが、こちら側の
時間も、キングズ・クロス駅の9と3/4番線ホーム
から「ホグワーツ特急」に乗って行ったあちら側
時間も、まったく同じ今現在なのです。(コンピ
ュータ・ゲームが出てくるし、最高級の魔法の箒の
最新型は、第1巻が《ニンバス2000》で、第2巻は
《ニンバス2001》) このように今現在が舞台のフ
ァンタジーは、そうざらには無いと思うのですが、
この現在という時代設定が、コンピュータ・ゲーム
世代の子供たちや若者を何の抵抗も無く『ファンタ
ジー』の世界へ引き込んで行く第一の魔法ではな
いかと私は思います
.......................

次々に展開する奇想天外な場面や奇怪な生き物達
、奇妙でアイデアいっぱいの小物、興奮の魔法界
のスポーツ『クィディッチ』、ホグワーツでの楽
しくも厳しい寮生活 ....  この枚挙にいとまが
無いイメージの洪水も読者を引き付けて離さない
最強の魔法ですが、これは作者『ローリング』の
独創+イギリスの『ファンタジー』の伝統が生ん
だ産物だそうです。 しかし『ローリング』が不
遇の時代の時も夢を忘れず、神話や多くの文献を
読み続け、
大いなる物語の為にイメージを膨らま
せる努力を常に怠らなかったからこそ、この素晴
しい物語が今私達の手にあるたのだと思います。

でも、『ハリー・ポッター』という主人公の少年
が、今の私たちと決定的に違うところが
ひとつ有
ります。 それは常に命懸けで生きていることで
す。(冬の北海道の道を車で走るのも命懸けと言え
なくもありませんが) とにかく人間の世界でも、
魔法族の世界でも『ハリー・ポッター』は命懸け
で生きてます。 これが読者にとっては手に汗握
る「ハラハラドキドキ」の魔法なのでしょうが、
『ハリー・ポッター』が強靭な意志を持って悪と
立ち向かう姿は、大いに私達の「ヒーロー願望欲
」を満足させてくれているに違いありません。

そうです、『ハリー・ポッター』が「賢者の石

を取りに行くと決意した時にこう云います
.....
「...もし僕が『石』にたどり着く前に見つかって
しまったら、そう、退校で僕はダーズリー家に戻
り、そこでヴォルデモートがやってくるのをじっ
と待つしかない。死ぬのが少し遅くなるだけだ。
だって僕は絶対に闇の魔法に屈服しないから !」
━ 嗚呼、何と勇敢な言葉でしょう !!
...... 
こういう言葉を敢然と言う主人公が活躍する物語
の『ハリー・ポッター』
シリーズは、もう完全に
児童書の域を超えた普遍的な作品だと思います。

『ローリング』は一番最初に、最終巻の第7巻の
最終章をまず書いてしまって、その原稿は、第7
を執筆する2003年まで、厳重に金庫の中にしま
って置くと云ってますが、その最終巻の最終章に
はいったいどんな締めくくりの言葉が書いてある
のでしょうか
? 全てがハッピーエンドで終わる
のでしょうか、それともまた闇の復活を匂わせて
.....   それこそそれは最後のお楽しみ
と、云ったところでしょうが、・・・ もし私が
この物語を締めくくるとしとたら、仲良し3人組
の友情のパワーもさることながら、やはり最後に
ハリーとハーマイオニーの愛の力が、悪の権
化にして闇の帝王の『ヴォルデモート』をこなご
なに打ち砕くのではないかと思います。
.......
・・・・・・甘いでしょうか ? ・・・・・・・
いずれにしても、また人生の楽しみがひとつ増え
て、本当に有難いことです。 (四十路を過ぎて
からの人生の何と楽しいこと! ) 
・・・・・

最後に、素晴らしい超訳で私たちに
『ハリー・ポ
ッター』の喜びを分け与えて下さった、翻訳・出
版の『松岡佑子』女史に「人生の喜びを有難う」
と、心からお礼が言いたいです。 感謝 感謝 ..
・・・・・・・・ 2001・1・12 オーナー 森山
.
【 追加

本日、日本語訳全3巻を読み終えました。
今ますます『ハリー・ポッター』の世界に引き
込まれています。
........................

第2巻【秘密の部屋】は、いきなり始めから、
ユニークな屋敷しもべ妖精≠フ『ドビー』が
登場して、ハラハラドキドキの展開で走り出し、
映画にしたらさぞスペクタクルな飛行シーンに
なるだろうと想像される『魔法の空飛ぶ車』を
駆っての「ホグワーツ魔法魔術学校登校騒動」
で一気に加速し ...  物語をノンストップで
どんどんとばせて行きます。
...............
複雑に絡み合わされた伏線、仕掛けられた『秘
密の部屋』の伝説の罠、次々に犠牲者が出て、
謎がなぞを呼び、遂におとずれる『ハリー・ポ
ッター』と(若き日の)『ヴォルデモート』との
死闘 !! ━ 
...........................
第2巻【秘密の部屋】は良質の推理小説を味わ
う様な、素晴しく完成された作品に思えます。

第3巻【アズカバンの囚人】は、壮大な第2
部を予感させる壮大な序章だと思います。
少年の『ハリー・ポッター』が青年の『ハリー
・ポッター』へと成長するために、どうしても
乗り越えなければいけない『過去』を丁寧に解
き明かし、無残な死をとげた両親への悲しみと
慕情を断ち切らせ、その両親を新たな心の糧と
して蘇生させることによって、『ハリー・ポッ
ター』を数段高い境地へと押し上げます。
...
そして、成長し強い心を持った『ハリー』は、
並みの魔法使いでは到底出すことが出来ない強
力な守護霊を呼び出すことに成功し、世にも恐
ろしい『吸魂鬼(ディメンター)』の群れを撃退
することを得て、この巻最大の危機を乗り越え
ています。
...............................
冒頭で「壮大な序章」と書きましたが、この
第3巻には宿敵『ヴォルデモート』との直接対
決が有りません。故に最後は盛大な大団円に終
わることなく、幾つかの問題は次の巻へと持ち
越されます。・・・
・・・・・・・・・・

第4巻【炎のゴブレット】は、第1巻の3倍
の長さを持つ超大作だそうで、
.............
第1巻からの流れが怒涛のように第4巻へと流
れ込み、多くの苦難に立ち向かう『ハリー』は
更なる進歩を遂げ、いよいよ立派な青年に成長
して行くようです。
.......................
嗚呼
........................訳者いわく、
ずしりと重たい第4巻
を、1日も早く
この手に持ちたいと願わずにはいられません

 .................................................................2002年1月21日

おまけ
『ホグワーツ魔法魔術学校付属友の会校』
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「文春文庫」 「夢枕獏 著」 『陰陽師』(おんみょうじ) の第一巻第一話第
二章 ━ ひと月ぶりに何処ぞから帰ってきた安倍清明(あべのせいめい)
を尋ねて、武士の源博雅(みなもとのひろまさ)朝臣がやって来た。 二人
はさっそく酒を酌み交わし、一月間も安倍清明が何処へ行っていたのか
という話になる。 安倍清明は高野山へ行き、僧達と『呪』(じゅ又はしゅ)
のこと、特に『この世で一番短い呪』のことを話し合って来たと云う。.........
『呪』 ━ 『呪詛』の『呪』、『呪縛』の『呪』 ━ 人や物を捕らえ、その運命
までも縛り付ける『呪いの言葉』。......安倍清明は、この呪いの言葉『呪』
の『この世で一番短いもの』は『名前』だと教える。 ━ 人は勿論、あらゆ
るものも『名前』を付ける (付けられる) ことによって、その『名前』に縛ら
れるのだと説く。............確かにその通り、親が子に付けた『名前』はその
子に一生付き纏い、その子の運命をも左右する。 ..........『この世で一番
短い呪』=『名前』 .............ここまで読んできて、コンピュータ好きの貴方
なら、何かお気付きにならないだろうか ? ........「はっ」と合点が行かない
だろうか ? ................ パソコンを使って一つでもファイルを作った事が有
る方なら、直ぐに解かって頂ける筈だが、『ファイル』をコンピュータに認
識して貰う ( 管理して貰う ) 為には、『ファイル』に『名前』を必ず付けな
ければ成らないのだ。 日本語でも英語でもメチャクチャでも、ひらがな
でもアルファベットでも数字でも、、、 とにかく『名前』が無ければ『ファイ
ル』を保存出来ない。目的によって使える文字の制限が有ったり、コン
ピュータが勝手に記号を付けたりすることが有るが、『名前』を付けるこ
とには変わりがないのだ。 ..................私は、『陰陽師』のこの箇所を読ん
だ時、「なるほど....」「ファイルに呪を掛けるのか !」と、一人で大いに納得
したものだ。 ..........非科学的な『呪』と、科学そのものの『コンピュータの
仕組み』が、実は同じ事だったなんて、、、、、 平安時代も現代も「なん
にも変わっちゃいない」という気がした。    ...................................................

もうだいぶ前に『ロバート・ジャストロウ』が『もう一つの宇宙』という本
でこう書いている。コンピュータは複雑で煩わしい計算を人間の代わ
りにする『電子計算機』として人間によって生み出された。しかし、この
一見人間と全然違う『非生命体』の『コンピュータ』と『人間の脳』の仕
組みが、「実は良く似ているのだ」と指摘している。共に記憶やメモリー
チップの間を情報が弱い電流となって行き来しているところなど、全く同
じではないかと  .............. 又、米のコンピュータ学者の予言としてこうも
書かれている ━ 『コンピュータ』は「21世紀には平均的人間と同じ知
能を持つようになり、やがて自ら学習を始め、数ヶ月経つと天才のレベ
ルに達し、更に数ヶ月経つと、計り知れない能力をもつことになる。 そ
の後は、運が良ければ、人間をペットとしてそばに置いてくれるだろう」
と、.......  では、そうなったとして、人間はコンピュータに反撃する事が
出来るだろうか ? ......  答えは簡単、「コンセントを抜けばいい」のであ
る。......... が、『ジャストロウ氏』はこの後こう続ける、、、 「果たして人
間はコンセントを抜けるのだろうか ?」。.... 20世紀の終わり頃になれ
ば、コンピュータがあらゆる社会の中枢を担っていて、「もはや人類は
コンピュータのコンセントを抜くことが出来ない」と言い切る。 ...............
更に『氏』の予測は続く、、、 コンピュータが進化して、人間の全人格
を理解し、それを完全にコピーすることが出来るようになったら、 必
ずそのコンピュータに自分の全てを移入しようとする人間が現れる。
つまり、いずれ、 人間であり、コンピュータである『無機物で出来た』
新しい『知的生命体』が誕生することになる。 この新しい『知的生命
体』は『無機物』で有るが故に、『有機物』の『肉体』と云う『呪縛』から
解き放たれる。  .................... かくして、不老不死の『知的生命体』は
自らの姿を宇宙船に変え、壮大なる宇宙へと旅立って行く  ................





ジョンにゃん次郎

何時だったか......お客様が入って来るなり、こう云いました。 「あの、
ねこ、、、あの猫いますか ! 」 この一言で『ジョンにゃん次郎』のラン
キング1位が決まりました。 「パインハウスのひとびと」に登場してい
た『ジョンにゃん次郎』がよほど印象に残ったのでしょう。、、、 確か
に『ジョンにゃん次郎』は不思議な猫です。 ある日を境に『静かなる
ジョンにゃん次郎』に変身しました。 悠悠自適、泰然自若、一歳に
成らずして、威風堂々とした風格を備え付けたのです。  ところで、
『ジョンにゃん次郎』を見ていて、....................こんな空想をしました........
神様に会ったジョン
ある初夏の朝、ジョンにゃん次郎はお客様と一緒にふらりと外に出た。
ジョンにゃん次郎は此の頃無性に外へ出たくなる。ペンションの窓から
陽光の降り注ぐ外を眺めていると、何かが自分を呼んでいるような気
がしてならないのだ......  ジョンにゃん次郎はペンション近くのいつもの
散歩コースを、いつもの様にゆっくり歩む、すると、行く手の草叢の一点
がキラリと光った。光はやがて周囲の陽光を集めて凝り、膨らみ、眼も
眩む輝きとなってジョンにゃん次郎を包む.............  ジョンにゃん次郎は
神様に会ったのだ。...............  ジョンにゃん次郎が会った神様、それは
『大いなるもの』 それは『この宇宙の真理』 ━  とてつもなく大きく、
とてつもなく小さく、未熟な人間の頭脳では想像することも出来ない。
.........この光に包まれた瞬間からジョンにゃん次郎の目には、生きとし
生けるものの全ての営みが、哀れにも愛おしく見えるようになった....



何の前触れも無く、ペルシャ猫の『ミルク』はデパートからやって来た。
7月始めのうだる様な一日、札幌のデパートへ買い物に行った妻と娘が.
「檻に入れられて可哀相」と生後3ヶ月(オス)のペルシャ猫を買って来た。
真っ白なので『ミルク』と娘が名付けた。7月初めのうだる様なあの日は
『ミルク』にとって幸福が始まった運命の日。食べ物だけは豊富にある我.
が家に来て、やはり栄養失調だった『ミルク』はどんどん元気に成った

『ミルク』は毛の色が『ジョンにゃん次郎』と正反対のように、性格もまっ
たく反対。優雅な姿に似合わず、ちょろちょろとすばしっこくて臆病者。食
は洋食派 (蓄肉好き)。甘え上手で、ペット猫は、生まれながらのペット猫
なのだ。 .....この『ミルク』が我が家に来たばかりの頃は、毎日いたずら
ばかりしていた。しかしあんまり可愛いので「ダメ、ダメ」と叱ることが出来
ず、「チャム、チャム」とつい甘い叱り方をしていた。それが何時しか『ミル
ク』の名前に取って代わって、今では『チャム公』とか『チャム吉君』と呼
ばれる方が多くなった。
..この『ミルク』を『チャム、チャム』といって一
番可愛がるのが、何と犬派のオーナーだ。 仕入れに行く度に『チャム君』
の好物を買って来る。食事の度にひざの上に来る『チャム』に、自ら口で.
砕いては分け与える。暇さえあれば抱き上げて話しかける。....もう目に
入れても痛くないような可愛がり方、、、、皆に「お孫さんですか ?」と聞
かれて、まんざらでもない顔でニコニコしている有様だ、、、、、、 。




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「まりや & 達郎」の【夫婦共同制作】を検証してみました
右の絵をクリックすると GO

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