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2002年3月のある日の朝
なんとなく予感がして八ッキーのところへ行ってみると
すでに横たわったからだは硬くなっていて
たましいは天国に旅立っていました
それは 血も汚れも無い 安らかな寝姿でした

その半年くらい前から鼻炎をわずらい
病院から薬をもらって飲ませていたのですが
逝く3日前ごろからは何も食べなくなり
腰も抜けてしまったので
“もういけないな”とは わかっていました

厳しい冬を乗り越えるのに
体力を使い果たしてしまったのでしょうか ...
どんなに寒く 激しい吹雪の時にも
なき声一つあげず いつもおだやかな顔をして
やっと陽光の春を迎えたというのに ..

ハッキーの逝った日は休日でしたので
なきがらをシートで包み 残雪をかけて冷やし
次の日に市営の火葬場に連れて行きました
保健所まで運んでくれればいいと言うのを
街外れの火葬場まで連れて行きました

大きな焼釜の横になきがらを乗せる小さな台があって
小さな観世音菩薩と花が置いてありました
その台の上にハッキーを載せると
僕が出来ることのすべてが終わり
この日がハッキーを見た最後の日となりました



みんなに愛されたハッキーちゃんでした
合掌




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